膠原病-8

膠原病になって病気以外に気がついた点は 下記の3つです。

1:ハゲの人の気持ち:

病気の症状か? または 薬の副作用なのか?は わかりませんが 両方の足首から下が腫れた際に 毎日 髪の毛は抜けました。

凄いときは 髪の毛だけではなくて 足や手の体毛も抜けましたね。 朝 シャワーをして バスタブから 出る際に足の裏にヌルっと山のように抜け落ちた髪の毛は感じるのは 嫌なものです。 毎日起きる度に 枕に髪の毛が抜けるの見ると気持ちは落ち込みますね。髪が抜けるだけではなく髪の毛の質も大きく変わってしまいました。

もちろん 白髪が増えたのはいうまでもありません。 ただ 足の痛みがなくなり薬(主にステロイド)の量が減ってからは髪の抜けるのも落ち着いて更にホームドクターから提案されたビタミン剤を飲みだしたら 髪の毛の量は一気に増えました私の髪の毛が戻ったのをみて 多くの友達がその理由を知りたがったのでビタミン剤のメーカーと種類を教えてあげたり、または購入して上げましたが、目立った成果があったという人はいませんでした。 (泌尿器科の医者の先生もこのビタミン剤を購入して服用していました。)どうして? 他の人には効果がなく 私には効果があったのか? 全く根拠はないのですが、個人的には その時期 夜間頻尿で 前立腺の肥大を抑える薬も飲んでいたので おそらくビタミン剤だけはなくて その前立腺の薬を一緒に服用すると効果が出るのではないか? と思っています。

外見はともかく 心情的にハゲになると心情的には人の前で頭を下げることに抵抗があるようになってしまいました。

また帽子をかぶることが多くなってしまい 人の視線が必要以上に自分の頭に注がれている感じですね。

2:香港人の思いやり:

当時 足が腫れてうまく歩けなかったので杖をついていました。 見た目も白髪が増えて髪は抜けて 杖をついてよぼよぼ歩いていると 香港人の多くの人は(老若男女に関わらず)ドアを開けてくれたり、 地下鉄で席を譲ってくれたり エレベーターで待っていてくれたり 日本では考えられないほど労ってみらいました。社会弱者に対する思いやりは今や香港の方が日本よりもあると思います。

3:歩行「特に階段の昇降」:

足の指先に感覚がないと 足のバランスを取るのが難しくて 平坦でないと歩くスピードは落ちます。 また階段は登るより降りるほうが難しいことがわかりました。

今まで リーガルの革靴だったのですが 足が腫れて入らないので一回り大きなスニーカーに替えました。足の先に力が入らないと歩行自体が困難になることがよくわかりました。バスに乗るとバランスを取るのが 難しいので タクシーまたは 地下鉄で移動していました。

親になって見ないと 親の苦労がわからないように 膠原病になって見ないとその辛さはわからないですね。