香港雑感-20

今回の新型ウイルス対策に関しては マカオのほうが香港より上手く行ったと思います。また 台湾も成功した例だと思います。

マカオと台湾はいち早く中国との交流を遮断して水際対策を揺るぎない信念で行ったこととその後の帰国者からの感染を国民の自意識の高さで封じ込めた2点に尽きると思います。

香港は其の点、水際対策は 中国からの帰国者に時間を与えすぎたのとUSAやUKからの帰国者の隔離が当初 上手くできなかったので未だに感染者が一桁ですがなくなりません。 それでも サーズの際の経験があるので なんとか?民間の人たちのモチベーションも保たれています。 

明るい資本主義と言われているシンガポールが今回対策に抜かりがあったのは 日本と同様に国民にお願いベースの政府の指示では 国民の外出自主規制が中途はんぱだったことと外国人労働者を人としてみていなかったことが大きな原因だと思います。

リークアンユーだったら まだ カリスマ性があったので 国民も政府の言うことを守ったかもしれませんが、今の首相ではやはり 育ちの良さが仇となったと思います。

今回の対策を鑑みるに 国民とのコミュニケーションが上手くない首相やトップだと方で厳しく規制しない限り 国としての統一した行動は難しいと思いました。