新型コロナウイルス対策(閑話休題)-5

一度は 落ち着いた感があった香港の感染者ですが、EUからの帰国者が増加すると同時に感染者がまた増加してしまいました。 気温も上がってきた状況で マスク着用は結構辛いものがあります。香港政府は さらなる行動の制限策としてリカーライセンスのあるお店でアルコールの提供を制限することにしようという動きがあります。そうなった場合 レストランでの飲酒ができなくなります。今でも客が少ない状況ですが,この法案が通過するとレストランは壊滅的なダメージだと思います。

そういった中で 目立った動きがあるのが、マスク工場の立ち上げです。政府が20社には補助金を出すという政策を打ち出したと同時に60社近くが手をあげて今やマスク工場ラッシュです。補助金申請の条件は大きく分けて3つあります。

1:マスクの材料がコリファイされた認定品であること。

2:生産枚数が決められた生産数以上の能力を有する生産機械の稼働

3:ISOに準ずるCR(クリーンルーム)を有すること

これらのなかで ハードㇽが高いのが 3です。1と2は 早い話お金を出せば買えますが、3は経験がないとなかなか申請しても通らないです。

自社でマスクを使う必要がある 製薬会社や薬局やバス会社などは この際自社で生産しようという動きで 決定早く既に建設を終えている会社もあります。

これから参入する会社は 多分?補助金が申請できないと思います。

それでも 参入する会社がまだまだ多いところに 香港の元気を感じますね。

弊社はCRをやっていますが、 CRの建設前に既に マスクの生産機械はもちろん、材料も購入している会社が多いです。

ただ 今 店頭で1枚5ドルですが、供給過多になった際には原価割れになる可能性を高いので、今後の売り先確保はどの会社も大きな問題だと思います。