新規事業に関する考察-2

新規事業立ち上げというとM&Aとか? 新規事業部を立ち上げてやるとか?社員全員からアイデアを募って行うとか? ベンチャー企業に投資して一緒にやるとか?大企業がやるそうな手法ですが、今までやってきたことを鑑みるに あまりにも上段に構えすぎるとためだと思います。

そこで 今回は別のアプローチで考察します。あくまでも私見ですが、今やっている業務を深堀りしてその専門家になればそれが新規事業になる可能性は高いです。

例えば 会社の会計の担当者は 社外にも通用する公的な会計の資格を取って自社の会計業務以外に 他社の監査の支援や会計を請ける業務もやれば立派な新規事業だと思います。具体例は 給料計算を以前はほとんど自社でやっていましたが 今は外注しているケースが多いです。逆に 弁護士を社内に抱えたりして 士業も今はボーダレスになってきたと思います。悩ましいのは 情報システム関係で自社で社員を採用育成までやると大変なので外部の会社からの委託社員の派遣で行うことも多いですが、それだと自社の社員にノウハウが蓄積していかないので 外注先にやられたい放題になってしまうことが多々あります。

経理だけではなく 総務や営業もその道を極めていけば 自社以外の業務を請けることができるようになると思います。グローバル的にはアメリカのコールセンターがインドにいったように時差を利用して効率を上げることも可能です。

10年ぐらい前からの持論なのですが なかなか日本の社内ではわかってもらえないので今年は香港の間接部門からの新規事業を立ち上げてみようと思っております。