企業と大学の関係-1

日本の少子高齢化の伴ない大学も入学者が減っているのと以前と異なり行こうと思えばほとんど誰でも大学に行ける世の中になったので 大学の価値が相対的には下がってしまい大学間の差別化が大学の大きな課題となっています。

存続をかけての大きな流れは下記の3つです。

1:付属高校を増やしてエスカレーター式に大学に入学する学生を増やす。

この方式は2つの流れがあって 

1つは マスで稼ぐ。日大や帝京のように とにかく地方に付属高校を作って学生の数を増やす。いわゆる薄利多売方式

もう一つは 早稲田、慶応など ブランドを保ちながら 幼稚園から囲い込む。いわゆる高級ブランド方式

2:日本の学生ではなく 海外の学生をターゲットにする。

交換留学生を狙うパターンと立命館太平洋のように日本に居ながら海外留学みたいに英語の授業で国際的ですっていう海外の学生を利用して日本の学生も狙う戦略

3:今までは短大だったが 学部を増やして総合大学になったり ニッチな学科に特化して専門学校から大学になったりして権威をつけて 学生を呼び込むパターン。

白鳳大学って前は短大だったと記憶していましたが 今は大学になっていました。

また 地元の長岡には いつのまにか?3つぐらい大学ができていましたね。

私立大学のこれらの動きに対して国立大学は 有名な大学を除いてダイナミックな動きができない分だけ いわゆる経営の変化について言っていない感じがします。

このままだと地方の国立大学は銀行みたいに 総合して生き残っていくぐらいしか?道は残されていない感じですね。

そんな中で 今まで高専生の受け入れ大学のイメージが強かった長岡科学技術大学は積極的に海外の大学との交換留学生の受け入れや企業とのコラボで独自の道を歩んでいます。近年 高専のロボット選手権とか?企業に取っては普通の大学の工学部の学生よりはより実践的なイメージがあるので 学生にも企業にも一目置かれています。

まあ これからAIが進むと 働き方も大きく変わると同時に大学のあり方も大きく変わる時期にきていることは間違いないですね。