我々の業務はどう変わるのか?-6

以前 下記のような内容を記述しました。

われわれの 業務は建設業界の中の設備部門の空調というカテゴリーの業務です。

主な仕事は 設計思想を組み上げてお客様の希望される環境(空気の状態)を提供することです。 香港以外の他の国では CR関係の仕事が多いので 設計施工のパターンが多いので お客様の要望と予算の中でどうやって工期内に満足できるCRを作り上げていくのか?という努力する箇所が多いのですが、香港の場合は 殆どが一般空調の入札物件で我々の立場はNSCなので お客様と一緒に作り上げていくという過程はほとんどないです。そういう中で どうなって今後は目に見えない努力をお金に変えていくのか?

が大きな課題です。 

すぐに考えつくのは 下記の3つです。

 一つの案は 工程の節目節目に検査を設ける手段と工程の進め方の案を2~3客先に提案して客先に決定させるという手順を踏むことで自分たちの時間に客先を巻き込むことで存在感を理解してもらうという手法です。

いわゆる共有する時間をお客様と一緒に過ごすことにより 今まで見えなかった努力の部分が見える化できる手法です。

もう一つは 目の前のお客様の仕事までも一緒に解決してしまうという手法です。直にお客様から受注する場合は簡単ですが そうでないNSCの場合は われわれのお客様は あるときはGCであったり コンサルタントであったりQSであったりします。その時のプロジェクトで弱い部分を支援する事によりそのプロジェクトを実際にコントロールする立場に立って自社に有利な条件を構築していくという手法です。ただこの手法は相当現場の経験がないとできないです。

正直 今いるスタッフでできるのは1~2人です。

3番めの方法は 建築業界のヒエラルキーの上のポジションにも参画するという手法です。これは 当社はなかなかできない手法ですが 同業他社の三菱系の設備会社さんは得意な手法です。出資者側にも回って、施工も請けるというやり方です。

 

以上は今現状で考えつく手法ですが 今までの規制をかなぐり捨てた方法は次回考察します

かなぐり捨てる! まではいきませんが、 <工事をやらない工事屋さん>というコンセプトで 現場管理に特化した事業や CR建設後の運用に特化した事業ができるかもしれないです。

1: 工事は材料と人がいればできます。

ただ そのスケジュールの管理ができないので われわれが 材料と人をコーデネイトして 工事を請けます。

そこで CMみたいに 材料と人は 他社で コーデネイトだけを請けることが可能かどうか?

まあ CMといえば コンストラクションマネージメントなのですが、問題は利益をどうやって認めてもらえるか?だと思います。

2:運用を請ける:

今までのメンテナンスとは異なり運用をサブスクリプションで請けることができるのか?

これは 新しい試みになると思います。

丁度良さげな? 案件があるので 試してみようと思います。