香港雑感-15

香港雑感というよりは 昨日 久しぶりに?何故か?TVを見ないで部屋の片付けを夜中にしていました。机とテーブルの上を片付けた時点で既に疲弊してしまいましたが、片付くと当時に色々考えることもありました。

前提条件としては 今回の新型コロナウイルスは前回のサーズとは異なり地域限定的ではなく全世界に広がってしまったのと、かつ 感染力が強いので決定的な治療方法が見つかるまではこのような状態は長期に渡って継続するという前提で私の所属する建設業界の将来を考察すると

現状では労働集約タイプの業界で人が集まって力技で建物を作って行く感じが強い建設業界ですが、コロナ以前から少しずつですが 労働集約からの脱却の流れはありました。

個人の日本の家は 昔は大工の棟梁さんが材木屋さんから木を選んで買ってきてカンナで削って立てたものですが、今は なんとかハウスとかが 工場で生産してきた部材を

現場で組み立てて終わりって言う感じになりました。

簡単にいうと 仮設のプレハブ小屋の各部材の耐久性やビジュアル化を良くして従来の職人さんのカンナやノミではなく 電動ドリルやスパナやレンチで組み立てたもの

もっとイメージ的にいうと子供時代に遊んだ?レゴのようになったイメージです。

この流れは 大きなビルにも当然あって、躯体はコンクリートはプレキャスト、柱は鉄骨構造、施工方法も 屋根から施工してジャッキで持ち上げる工法、設備もプレハブ配管やポンプユニット工法など以前は現場での溶接や組み立てが多かったですが、最近は工場での製作品を持ってくることが多くなってきました。

このコロナの波が終息するころには これらの労働集約型の業態を大きく変えるような流れができていると思います。

其の波に乗れるかどうかが? 今後の大きなポイントだと思いました。