香港雑感ー 我々の業務はどう変わるか?-3

今回の新型コロナウイルスの影響は 既に生活様式を変えつつあります。

中華レストランは ビニールカーテンで仕切ったり テーブルとテーブルの間隔を1.5M以上に保ったり、入店時の検温は 習慣化されてしまいました。

大きなビルの入り口には 自動で検温するサーモビデオや 病院の入り口にはブザー付きのセンサーが設置されいちいち人が検温する必要がなくなりました。

われわれの業態も変えていく必要がありますが、 前回までの考察では BIMを採用して 取り合いは現場乗り込み前に完了するような体制を構築した場合 1LOT つまり一式での受注のパターンは少なくなり BIMの図面をベースに 我々の協力業者に 工数や資材を明確にすると同時に客さんにも明確に示すことがベースのなると思われます。その際のポイントは 我々が今まで使ってきた見えない時間を見える形にしてお客さんに示す必要があるというところまでは考察できたのですが 具体的に何を示すのか?というところで 考えが止まってしまいました。

そこで 参考になる例が ライザップです。

ライザップは ダイエットのコンサルタント指導がメインの会社ですが、原理は食事をコントロールして運動の習慣を継続させることで 意志が強い人なら別に50万から100万を支払うこともなく ダイエットや筋肉ムキムキの体を自分で作ることは可能です。

では なぜ?ライザップがビジネスとして成り立っているのか? それは素人が挫折しないように継続させるノウハウがあるからだと思います。

これを我々の業務に当てはめると 現場をスムーズに工程通りすすめるノウハウをどうやってお客さんに示すのか? が 今回の鍵になると思います。

努力の見える化です。 ここで 一つの案は 工程の節目節目に検査を設ける手段と工程の進め方の案を2~3客先に提案して客先に決定させるという手順を踏むことで自分たちの時間に客先を巻き込むことで存在感を理解してもらうという手法です。

それでは 具体的にどうすすめるのか? それは次回に考察します