香港雑感-24

今回の新型コロナウイルスは まだ 終息はしていませんが、人間の生活様式を変えるぐらいのパワーがありました。

観光関係や 飲食関係は 業態を変えていく必要がありますが、 今までの考え方では 対応は難しいかもしれません。

ここで私達の業界がどう変わっていくのか? 考察して見たいと思います。

私達の業界は 建設業界の中の空調設備業界です。日本では<設備屋>さんと呼ばれています。1世代前は 建築の下請け業者にしか!過ぎませんでした。(まあ 今も対して立場は変わりませんが。。。)

GC( ゼネコン) さんが 建物を全部仕切るので その下で 空調設備を施工すというのが 主な仕事です。

設備屋さんには 我々空調の他に 電気屋さん 衛生屋さん がいます。

簡単に説明すると GCさんが 建屋を作り 我々設備屋が 生活に必要なインフラを設置するっていう感じです。

空調は 機器で 温かい水や冷たい水を作りそれを使って空気を快適な状態にする仕事です。従いまして 機器の選定や設置 その水や空気を運ぶ配管やダクトの取り付けが主な業務です。実際の取り付けや設置は職人さんがやるので 私達はそのスケジュール調整や安全や機能がでるようにするのが 主な仕事です。現場は新築と改築がありどちらも異なった大変さがあります。

さて これからが本題です。 従来のやり方は 私達が設計図を元に施工図を書いてそれを元に職人さんが現場で設置するのが 一般的なやり方でしたが、今回のコロナの件では現場業務自体が<三密>なので なるべく現場業務>を減らす方法を取る必要があります。具体的には 下記の5つがポイントだと思います。

1:事前の打ち合わせはほとんどTV会議

2:BIMを採用して 取り合いは現場乗り込み前に完了

3:機器はほとんどビルドイン対応にする

4:配管ダクトの施工は オフサイトでプレハブ化の促進

5:ダメ工事 手戻り工事の削減

これらをITツールを使ってどこまでできるか? いち早くできた会社しか!今後は生き残っていけないと思います。

各項目で何が必なのか? 次回に詳細を考察したいと思います。