新型コロナウイルス対策ー8(応用編 病院)

今回は 香港に病院に今うちの事務所が行っている対策がどのくらい?応用できるのか?を考えてみたい。

病院の場合 先ずは 院内感染の防止が最大の課題です。

そのためには 感染者と感染者ではない患者の接触をなるべく避けることが基本である。動線を分けるのが一番良いのだが、それほど香港の病院にはスペースがないので現在は外部の仮設のテントで先ずは感染者と疑われる患者のスクリーニングをかけて感染者の可能性が高い患者は外部で診察している。

ただ これでは 肝心の医師が感染者には接するので 医師の安全を高めるにはもう一つ踏み込んだ対策が必要だと思う。患者が陰圧サイドいて、治療を受けれれば良いのだが なかなかそういうふうな空気にコンデションには既存の診察室はなっていないので、少なくても医師の側が上流側になっていることが最低限必要だと思う。

当社の20年ぐらいからある商品は組み立てが難しいのと患者を囲うビニールシートの消毒が煩雑なので 狙いは商材だが この20年間で 数えるほどしか市場に売れていないのも事実です。

同じようなコンセプトで世の中に出ている他社の製品の方が はっきり言ってスマートな形状でクールですね。原理は HEPA フィルターを通ったきれいな空気が医師側から患者側に流れるというだけなので、特にビニールシートで囲って閉塞感を出すよりは

プッシュプルの方式の方が良いのではないか?と個人的には思っています。

コンタミに関しては事務所よりは グレードの高い対策が必要だと思います。

除菌に関しては病院はアルコール除菌がメインのイメージですがケースバケースで次亜塩素酸や二酸化塩素やその他の除菌の方法を組み合わせたハイブリッドの除菌の提案にはニーズがあると思います。ただ 提案するにはもう少し実際の病院の業務に入り込んで観察する必要があります。除菌の同じくらいニーズのある脱臭も2~3のやり方を組み合わせての提案が良いと思われます。

CRの延長上のゴミの見える化から 掃除すべき場所を見える化する可視化装置や病院に特化した掃除用具または 血のついた焼却すべき医療廃棄物の減容化などこの分野でも日本のノウハウが応用できるポイントはまだまだあるので 先ずは気がついた点からアドバイスしていく所存です。