アドバイザーとしての修行の旅-1(甥の就活アドバイス)

今年大学4年になる甥の就活に関して アドバイスを求められたので既に自分の時代とは大きく異なるので最近の就活には役に立たないよ!という前置きをして2月2日に相談に乗りました。

甥の今までのバイトや大学での勉強の背景は 土木学科で学び興味がある職業は土木の舗装業界を狙っています。 この業界は NIPPO西松建設五洋建設、前田道路

や 各スーパーGCの関連会社が犇めいている業界です。ただ 私の経験から日本の土木技術は世界のトップレベルは間違いなく事実 香港ではほとんどの日本のGCさんが去った後も日本の土木関係の会社は香港のインフラ工事を国際入札で受注しています。

このことを持ってしてもトンネルや橋や湾岸工事は まだまだ新興国の技術より秀でている証拠だと思います。

さて 先ずは彼が何を話題の中心として自己PRをしたかといえば 大学時代の英語クラブの会計を任されて予算管理をしたことと海外に短期留学した際のイベントですき焼を作って他の留学生に料理の腕をふるったっていう2点をPRポイントにして語ってくれましたが、 まあ あまりにも平凡なPRなので これではインパクトが無いと思い彼が大学時代にやったバイトの経験をヒヤリングすると下記の3つのバイトを経験していました。

1:測量の会社で市町村から請けた測定の補助

2:コンクリート会社でのプラント操業の補助

3:夏休みで市役所のインターン

これらのバイトの中では 2のコンクリート会社のプラント操業の補助は朝の5時に工場に行きシャッターを開けてミキサー車が入ってくる受け入れを主にやっていたそうです。 2ヶ月一度も遅刻なしに通ったということなので、このバイトのことを語った方が すき焼きを上手に作って外人に受けました!日本食は言葉がよく通じなくても心は通じました!とかいう日本食文化を賞賛しても土木の会社の人事担当者の心には響かないと思います。そこで 彼には 2のバイトで学んだことを中心にPRをするようにアドバイスをしました。ポイントは 建設も土木も朝が一番大事な時間です。朝5時に遅れずに毎日通ったという実績は大きな売りになる。またプラントは常に前工程と後工程がありこの会社に朝5時にミキサー車が来るということはミキサー車の運転手さんは少なくても3時に起きて4時から仕事をしているということなので、彼が遅れれば彼らの朝の努力が報われないことになってしまいます。さらにこの仕事はQCが大事で日本の品質はこういう地道なQC活動に支えられていることがわかったということはコンクリート業界も舗装業界もコンセプトは同じです。自分の経験からいえば英語や他の国の言語は技術があれば なんとかなると思います。 まあ どこまでわかってもらったか?わかりませんが 頑張ってもらいたいと思います。 最後は人間力でしょうね。

それにしての 自分が大学出て今の会社の面接に行ったのがついこの間のようで 月日の経つのは早いものです。それにしても 今の子供たちは AIがライバルなのでひょっとすると業界自体が無くなってしまう可能性もあり大変だと思いました。